今回の記事では還元率の計算方法を解説していきます。
ふるさと納税で返礼品を探していると、還元率は度々目にする言葉だと思います。
しかし、実際何がお得なのか、計算方法がイマイチわかりにくいなど、著者の私自身、詳しく知る前はよくわからずに、ふるさと納税を利用していました。
今回の記事ではその計算方法と何のために確認するものなのかに触れてみます。
ぱっと見ただけでもわかるように画像で解説していますので、ぜひご参考ください。
還元率って何? 詳しく知っている必要はある?
還元率とは、ふるさと納税の返礼品のお得度合いを表す指標です。
では、ふるさと納税で寄付するときに、この返礼率を知っている必要はあるでしょうか?
還元率は、インターネットにもお得な返礼品のランキングなどがあり、自分で計算できなくても知ることができます。
ですので、あまり詳しい計算方法を知っている必要はありません。
しかし、どんな仕組みになっているのかを、何となくでも知っておくと返礼品を選ぶときに、ぐっと賢い選択ができるようになります。
また、数値を見たときの納得感なども上がるため、一度だけでも計算方法を見ておくことをお勧めします。
詳しく計算できる必要はなくても、軽く知っている必要はあるんですね。
還元率の計算方法
返礼品の還元率は、市場価格が寄付金額の何割かを計算することによって判断することができます。
さっそく、返礼品の還元率を計算してみましょう。
今回は紀州梅酒 720ml 4本の返礼品を例に計算してみます。
① 寄付金額を確認
まずは返礼品の寄付金額を見てみます。
この返礼品の寄付金額は10,000円でした。
② 市場価格を確認
次に市場価格を調べます。
Googleで「紀州梅酒」と検索してみると、1本1,100円で販売しているショップを確認しました。
返礼品は4本セットなので、単純に×4本分の値段とすると、4,400円になりますね。
今回のように、市場では返礼品と同じセット個数で販売していない場合もあります。
また、より正確に知りたければ、複数のショッピングサイトで販売されていないか確認して、市場価格の平均を調べてみても良いでしょう。
② 市場価格を寄付金額で割ります
両方の金額が確認出来たら、市場価格を寄付金額で割り算します。
市場価格が4,400円、寄付金額が10,000円だったので、4,400÷10,000で44%になります。
今回の例はかなりお得な返礼品と言えますね!
「少ない方の金額で高い方の金額を割り算する」と覚えるのがおすすめです。
返礼品を選ぶときに還元率で意識すること
まず、結論から言うと還元率は数値だけ見ておけば問題ありません。
高ければ高いほどお得な返礼品ということになります。
また、2019年6月に行われた改正で、寄附金額に対する返礼品の金額の割合は30%が上限だという話を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、ここでいう30%というのは仕入れの値段ことで、実際にはネットショッピングなどで販売している価格の50%を超える返礼品なども多くあります。
仕入れの値段と、市場価格が違うものなので、仕入れを基準にすると30%でも実際の販売価格だと、より高い数値になるんですね。
ちなみに、今回の内容とは関係ありませんが、この改定でギフト券などを返礼品にすることはできなくなったようです。
ごちゃごちゃと説明してしまいましたが、
まとめると以下の2点だけ覚えておけば問題ありません。
- 還元率は高ければ高いほどお得
- 市場価格の30%を超える返礼品もある
返礼品を決めるときは総合的に判断しましょう。
還元率の計算方法の「まとめ」
今回の記事では、還元率の計算方法を解説しました。
実際に返礼品を選ぶときは還元率以外にも、各種ポイントサービスが貯まるキャンペーンや返礼品の到着時期、寄付の方法なども考える必要があります。
還元率は、あくまで市場価格と比べた時にどのくらいお得かがわかる指標です。
判断基準の1つと考えて、最終的には総合的な判断での寄付をおすすめします。
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